なぜネジは緩むのか
ネジは「締めたら終わり」ではありません。使用中に様々な原因で緩みが生じます。主な原因は以下のとおりです。
緩み止めの主な方法と使い分け
1. ばね座金(スプリングワッシャー)
最もポピュラーな緩み止め部品です。ワッシャーの反発力でネジの戻り回転を抑制します。
**適した場面:** 軽〜中程度の振動、一般機械、コスト重視の用途
**注意点:** 激しい振動や衝撃には効果が限定的です。軸力が低い状態では効果がありません。
2. 歯付き座金(歯付きワッシャー)
ギザギザした歯が被締結面に食い込み、回転を物理的に防ぎます。
**適した場面:** 電気機器のアース接続、振動が比較的強い用途
**注意点:** 被締結面に傷が付くため、外観が重要な部位には不向きです。
3. ねじロック剤(嫌気性接着剤)
液体をネジ山に塗布し、硬化することでネジを固定します。メーカーはロックタイトなどが有名です。
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**適した場面:** 振動が激しい部位、液体・気体のシール、永久固定
**注意点:** 素材によっては使用できない場合があります(一部の樹脂など)。
4. ダブルナット(二重ナット)
2つのナットを重ねて締め付けることで、互いに押し合い緩みを防ぎます。
**適した場面:** ボルト・ナット締結全般、現場でシンプルに対策したい場合
**注意点:** 正しい締め方(下ナットを薄く・上ナットをしっかり締める)をしないと効果が半減します。
5. ロックナット(ハードロックナット・フランジナットなど)
構造的にゆるみにくくなった専用ナットです。ナイロンインサートナット(ナイロックナット)は樹脂リングがネジ山に食い込み効果的です。
**適した場面:** 振動が激しい機械・車両・設備
まとめ:選び方の判断基準
緩み止め対策の選定でお困りの場合は、三和ファスナーにご相談ください。最適な対策をご提案します。
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