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トルクレンチの正しい使い方と選び方:初心者向けガイド

トルクレンチとは

トルクレンチは、ボルト・ナットを規定のトルク(締め付け力)で締め付けるための工具です。感覚による締め付けのバラつきをなくし、適切な軸力を確実に得られます。

トルクレンチの種類

プレセット型(クリック型)

設定したトルクに達すると「カチッ」という感触・音がして締め付けが止まる仕組みです。最もポピュラーなタイプで、初心者でも扱いやすいのが特徴です。

**メリット:** 使いやすい、比較的安価、精度が良い

**デメリット:** 設定値の変更に手間がかかる

デジタル型

液晶画面にトルク値がリアルタイム表示されます。高精度で記録・管理が必要な用途に向きます。

**メリット:** 高精度、データ管理が可能

**デメリット:** 高価、電池が必要

ビーム型(指針型)

バネの変形量を目盛りで読む最もシンプルな構造です。精度はやや落ちますが、メンテナンス不要で長持ちします。

正しい使い方のポイント

1. 最初に手で締める

トルクレンチを使う前に、手またはソケットレンチで仮締めを行い、ネジが正しく入っていることを確認します。

2. トルク値を正しく設定する

使用するボルトのサイズ・強度区分・潤滑条件から適正トルクを確認し、設定します。

3. 滑らかに力をかける

急激に力をかけず、一定速度でゆっくりと締め付けます。勢いをつけると設定値を超えてしまうことがあります。

4. クリック後はすぐ止める

プレセット型はクリック音がしたら即座に止めること。その後さらに締めると過剰トルクになります。

5. 使用後はトルクを最小値に戻す

使い終わったら、必ずトルク設定を最小値に戻してから保管します。設定したままにすると、スプリングが疲労し精度が落ちます。

保管・校正の注意点

**保管場所:** 直射日光・高温多湿を避け、専用ケースに入れて保管
**落下に注意:** 落下は内部機構にダメージを与え、精度が狂う原因になります
**定期校正:** 一般的に年1回または5,000回使用ごとに校正が推奨されます。JIS規格(JIS B 4650)に準じた精度管理を

まとめ

トルクレンチは「持っているだけ」では意味がありません。正しい使い方・保管・校正のサイクルを守ることで、その真価を発揮します。

工具の選定や締め付けトルク管理に関するご相談は、三和ファスナーまでお気軽にどうぞ。

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