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シュアツイストとは?溶接の代替になる魔法のタッピングボルトを初心者向け解説

監修:山下 朋幸代表取締役
シュアツイストとは?溶接の代替になる魔法のタッピングボルトを初心者向け解説のサムネイル

こんな方に役立つ記事です

「シュアツイスト」って聞いたけどどんなボルトかわからない
溶接の代わりになる締結方法を探している
下穴を開けるだけでインパクトレンチで施工できるボルトを知りたい
鋼材どうしを錆びず・水も入らず強固に固定したい
鉄骨工事・建築・橋梁補修の関係者

結論:3秒でわかるシュアツイスト

シュアツイスト=下穴にねじ込むだけで雌ねじを作りながら締結できるロブテックス社のタッピング型ワンサイドボルト

項目内容
メーカー株式会社ロブテックスファスニングシステム
分類タッピング型ワンサイドボルト
サイズΦ8 / Φ10 / Φ12 / Φ12.5 / Φ13.5 / Φ16(径表記)
必要な準備下穴を開けるだけ(タップ加工不要)
施工工具インパクトレンチ(汎用品でOK)
主な用途屋根材締結、防音壁・遮音壁、無溶接胴縁、鋼床版補強
特徴切粉ほぼゼロ/IPX7耐水性/高耐食性

→ 一言で:「ねじ込むだけで溶接の代わりになる、防錆もバッチリな魔法ボルト」。

なぜシュアツイストが注目されているのか

従来、鋼材と鋼材をしっかり接合するには主に2つの方法がありました:

1.溶接 — 強いけど、火気・有資格者・歪み・養生が必要
2.ボルト+ナット — 両側から作業が必要、裏が見えない場所はNG

シュアツイストは、この両方の弱点を解決する第3の選択肢として登場しました。

✅ 溶接のように火気を使わない
✅ 両側作業が不要(片側だけで完結)
✅ タップ加工も不要(下穴を開けるだけ)
✅ 汎用のインパクトレンチで施工可能
✅ 水も錆も寄せ付けない高耐食仕様

シュアツイストの仕組み

通常のタッピングねじと違い、シュアツイストは独自のネジ山形状を持っています。

ステップ① 下穴を開ける

板に指定径の下穴を開けます(タップ加工は不要)。

ステップ② ねじ込む

ボルト先端の独自形状が、下地材(鋼板)の素材を塑性変形(押し広げ)させながら雌ねじを成形します。切削ではなく「変形」なので、切粉がほとんど出ません

ステップ③ 締結完了

ボルト全周囲が同心円状に下地材にくい込み、高い軸力・耐振動性・水密性を発揮します。

💡 ポイント:「切らずに押し広げる」ため、ねじ山が連続して密着し、強度と密閉性が両立します。

シュアツイストの5大特徴

① 切粉がほとんど出ない

ねじ山高さがわずか0.41mmと低く、塑性変形でめねじを作るため切粉発生がほぼゼロ。精密機器・電子機器の組立現場で大きなメリットになります。

② 高い締結強度

ボルト全周が同心円状に下地材にくい込むため、通常のタッピングねじより圧倒的に高い軸力を発生。耐振動性にも優れます。

③ 優れた水密性(IPX7適合)

IPX7耐水性試験に合格。一時的に水中に沈めても水が浸入しない密閉性能があり、屋外構造物・水回り設備にも安心して使えます。

④ 高耐食性(標準装備)

標準で高耐食表面処理が施されており、複合サイクル腐食試験で120サイクル赤錆なしという優れた耐食性能。海岸沿い・融雪剤がかかる道路設備でも長持ち。

⑤ 施工がシンプル・速い

インパクトレンチ1本でOK。溶接のような特殊資格・養生・電源工事が不要で、現場の負担が劇的に減ります。

どんな現場で活躍するか(メーカー公開の代表用途)

🏠 屋根材の締結:折板屋根・金属屋根の部材接合
🛣️ 防音壁・遮音壁の取付:高速道路・鉄道沿線
🏗️ 無溶接胴縁の部材接合:建築鉄骨の二次部材
🌉 鋼床版の補強:橋梁の維持補修工事
🔧 改修・リニューアル工事:溶接できない既設物の補強
🏭 精密組立:切粉発生がほぼゼロなので電子・精密機器周辺でも安心

シュアツイスト vs 他の締結方法

項目シュアツイスト溶接通常ボルト+ナットハック高力ボルト
火気使用❌ 不要✅ 必要❌ 不要❌ 不要
両側作業❌ 不要❌ 不要✅ 必要❌ 不要
専用工具△ インパクトのみ✅ 溶接機❌ 不要✅ 専用工具必要
有資格者❌ 不要✅ 必要❌ 不要△ 推奨
取り外し△ 困難❌ 不可✅ 容易❌ 困難
切粉◎ ほぼゼロ
水密性◎ IPX7

シュアツイスト使用時の注意点

⚠️ 下穴径の管理が重要:メーカー指定の下穴径を厳守。大きすぎると締結力低下、小さすぎるとねじ込めない
⚠️ 対応板厚に範囲がある:薄すぎる・厚すぎる板には使用不可
⚠️ 基本的に再使用不可:一度ねじ込んだら抜かない前提
⚠️ 下地材の硬度に上限あり:高硬度材(焼入れ材など)には適さない場合あり

よくあるご質問(FAQ)

Q. シュアツイストはどんなサイズ・板厚に使えますか?

A. ボルトサイズはΦ8・Φ10・Φ12・Φ12.5・Φ13.5・Φ16の6種類で、各サイズで対応板厚範囲が異なります。詳しいスペック表はメーカーカタログまたは三和ファスナーへお問い合わせください。

Q. なぜ「M12」ではなく「Φ12」と表記するのですか?

A. 普通のボルトは「M12」のようにメートルねじ規格(JIS B 0205等)で表記されますが、シュアツイストは独自のねじ山形状を持つタッピング型で、規格ねじではありません。そのため軸の直径(Φ)で呼ぶのが正しい表記になります。同じ「Φ12」でもM12のボルトとは互換性がないので、混同しないようご注意ください。

Q. ハック高力ワンサイドボルトとどう違うのですか?

A. ハックは専用工具でピンを引っ張る「引きちぎり式」、シュアツイストは下穴にねじ込む「タッピング式」です。ハックは橋梁の高力ボルト用途、シュアツイストはより汎用的な鋼材接合用途、というイメージで使い分けます。

Q. 普通のインパクトレンチで施工できますか?

A. はい、汎用のインパクトレンチで施工可能です。これがシュアツイストの大きな強みで、特殊な専用工具を別途用意する必要がありません。

Q. 1本から購入できますか?

A. 三和ファスナーでは可能な限り小ロット対応いたします。試作・少量補修にもお気軽にどうぞ。

Q. 溶接資格者がいない現場でも使えますか?

A. はい、溶接資格・特殊な施工資格は不要です。インパクトレンチが扱える方なら施工できます。

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シュアツイストのご相談は三和ファスナーへ

うちの現場に使えるか判断したい」「サイズ選定をプロに相談したい」「少量だけ試したい」など、シュアツイストの導入相談は専門商社にお任せください。

名古屋市中川区の三和ファスナーでは、ロブテックス社製品の取扱実績があり、用途・板厚・コストに応じた最適なサイズ選定・サンプル手配までサポートいたします。

📞 TEL: 052-432-4010(平日 8:30〜17:30)

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Reviewed by

山下 朋幸
山下 朋幸代表取締役

株式会社三和ファスナー創業者。2003年の創業以来、20年以上にわたりネジ・ボルト・ファスニング関連商品の販売と特殊切削加工に携わる。製造業・建設業向けの選定相談・トラブル対応を多数手掛ける名古屋エリアのファスニング専門家。

ボルト・ナット選定ステンレス・特殊鋼切削加工小ロット調達名古屋・愛知エリアの製造業ネットワーク

本記事は上記監修者の確認を経て公開しています。記載内容は一般的な情報であり、個別案件のご判断は必ず原典規格・図面に基づき、必要に応じて専門家にご相談ください。

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