こんな方に役立つ記事です
結論:3秒でわかるワンサイドボルト
ワンサイドボルト=片側からの作業だけで締結できるボルトのこと。
→ 「裏が手探りで作業できない場所のボルト」と覚えればOKです。
なぜワンサイドボルトが必要なのか
通常のボルト・ナット締結は、表側にボルト・裏側にナットを入れて両側から作業します。
でも現場ではこんな状況がよくあります:
こんな場面で「片側だけで完結する締結方法」として開発されたのがワンサイドボルトです。
ワンサイドボルトの基本的な仕組み
ワンサイドボルトは、「裏側で何かが広がる・変形する・引っかかる」ことで固定する構造です。代表的な方式は以下の通り:
① 引きちぎり式(ハック式)
専用工具でピンを引っ張り、裏側のスリーブが圧縮・変形して座面を形成 → ピンが規定軸力で破断。鉄道・橋梁の高力ボルトの代表格。
② タッピング式(シュアツイスト式)
ボルトを下穴にねじ込むだけで、ボルト自身が下地材を塑性変形させながら雌ねじを成形しつつ締結。下穴さえ開ければインパクトレンチで施工可能。
③ トッグル式(フリップボルト等)
裏側のパーツが穴を通った後に90度回転して引っかかる仕組み。アンカーボルトに近い使い方。
④ 開脚式(クロスタイト等)
裏側で部品が広がって(開脚して)抜けなくなる仕組み。
主な種類と使い分け早見表
ワンサイドボルトのメリット
✅ 片側施工で工期短縮
裏側の作業者・足場が不要 → 作業時間を半分以下にできるケースも。
✅ 溶接の代替になる
無溶接で鋼材接合が可能 → 火気使用不可の現場でも対応OK。火災リスク・養生コストを削減。
✅ 高い締結強度
ハック高力タイプは引張強度F8T相当で、国土交通大臣認定品もあります。
✅ 補修・改修工事に最適
既設構造物をバラさずに補強・追加工事ができる。
ワンサイドボルトのデメリット・注意点
こんな現場で活躍します
よくあるご質問(FAQ)
Q. リベットとどう違うのですか?
A. リベットは固定力(クランプ力)が弱く、振動や繰り返し荷重で緩みやすい構造です。一方ワンサイドボルトはボルトと同等の高い軸力を発生させるため、構造物の本締結に使えます。
Q. 普通のボルトより本当に強いのですか?
A. ハック高力タイプはF8T相当で、構造用高力ボルトと同等の性能・国土交通大臣認定品もあります。ただし種類によって強度はピンキリなので、用途に合わせた選定が重要です。
Q. 取り外して再使用できますか?
A. 基本的にできません。ワンサイドボルトは「変形して固定する」構造のため、取り外し時は破壊(切断・破断)が必要です。
Q. 自分の現場に合うか相談できますか?
A. はい、ぜひご相談ください。板厚・材質・必要強度・施工環境をお伝えいただければ、最適な製品をご提案します。
Q. 1個から購入できますか?
A. 三和ファスナーでは可能な限り小ロット対応しています。試作・補修用に1本〜数本だけ欲しいといったご要望もお気軽にどうぞ。
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名古屋市中川区の三和ファスナーでは、ロブテックス・各メーカー製品の取扱実績があり、用途に応じた製品選定・施工方法のご提案までワンストップで対応します。
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株式会社三和ファスナー創業者。2003年の創業以来、20年以上にわたりネジ・ボルト・ファスニング関連商品の販売と特殊切削加工に携わる。製造業・建設業向けの選定相談・トラブル対応を多数手掛ける名古屋エリアのファスニング専門家。
本記事は上記監修者の確認を経て公開しています。記載内容は一般的な情報であり、個別案件のご判断は必ず原典規格・図面に基づき、必要に応じて専門家にご相談ください。
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