2025年、防錆・表面処理を取り巻く環境
環境規制の強化と持続可能性(サステナビリティ)への関心の高まりにより、ファスナー業界でも防錆技術と素材選定に大きな変化が起きています。
RoHS指令・ELV指令の影響
欧州連合のRoHS指令(電気・電子機器に含まれる有害物質の使用制限)およびELV指令(使用済み自動車に関する規制)により、六価クロムを含む表面処理(従来のユニクロめっき・有色クロメートなど)は、対象製品に使用できなくなっています。
2025年現在の主な動向:
注目される代替表面処理
三価クロメート(三価白・三価有色)
六価クロムを三価クロムに置き換えた処理で、外観・耐食性ともに従来品に近い性能を維持します。現在最も普及している代替処理です。
亜鉛フレーク系コーティング(達克罗など)
亜鉛・アルミフレークをバインダーで結合したコーティングで、六価クロムを一切使用しません。自動車業界で採用が急増しており、高い耐食性と薄膜が特徴です。
耐食性の目安(塩水噴霧試験):
ステンレス素材への切り替え
表面処理に頼らず、素材自体をステンレスに変更する動きも加速しています。コストは上がりますが、長期耐久性と環境対応を両立できます。
素材面での最新動向
高強度ステンレスネジの普及
従来、強度とコストのバランスからSCM(クロムモリブデン鋼)が使われていた用途でも、高強度ステンレス(SUS630・SUS631など析出硬化系)の採用が増えています。
樹脂ネジの用途拡大
軽量化ニーズと電気自動車(EV)の普及に伴い、エンジンルーム以外の部位での樹脂ネジ採用が広がっています。
三和ファスナーの対応
三和ファスナーでは、RoHS対応品・三価クロメート品・亜鉛フレークコーティング品など、環境規制に対応した製品を幅広く取り揃えています。
「今使っているネジがRoHS対応しているか確認したい」「代替品を探している」というご相談も承っております。お気軽にご連絡ください。
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