毎日どこかで必ず使われているネジ。あまりに身近で意識しませんが、その歴史は実は2000年以上もさかのぼります。今日は名古屋のネジ屋さんが、「ねじの歴史」をゆるく楽しくご案内します🔩
起源は古代ギリシャ:アルキメデスの「ねじ」
ねじの原理の起源とされるのが、紀元前3世紀ごろの古代ギリシャ。数学者アルキメデスが考えたと伝わる「アルキメデスのスクリュー」です。
これは、らせん状の構造を回して低い場所から水をくみ上げる装置。今の「締めるネジ」とは用途が違いますが、「らせん(ねじ山)の回転で力を伝える」というネジの根本原理は、ここに見られます。
中世〜ルネサンス:金属のねじが登場
時代が下ると、金属製のねじが時計や鎧(よろい)などに使われ始めます。とはいえ当時は一本一本が手作り。同じサイズのネジを正確に作るのはとても難しく、貴重品でした。
ルネサンス期には、あのレオナルド・ダ・ヴィンチが、ねじを効率よく作る「ねじ切り機械」のスケッチを残しています(実用化はずっと後ですが、発想が時代を先取りしていました)。
産業革命:ねじが「量産」できるようになった
大きな転機は18世紀後半〜19世紀の産業革命。
イギリスの技術者ヘンリー・モーズリーが高精度のねじ切り旋盤を実用化し、同じ規格のネジを正確に・たくさん作れるようになりました。これで、ネジは「貴重な手作り品」から「安定供給できる工業部品」へと変わります。
規格の統一:1841年、ウィットウォースねじ
量産できるようになっても、まだ問題が残っていました。メーカーごとにねじ山の形やピッチがバラバラで、「買ったネジが手持ちのナットに合わない」のが当たり前だったのです。
そこで1841年、イギリスのジョセフ・ウィットウォースが、世界初の標準ねじ規格「ウィットウォースねじ」を提案。これが「みんなで規格をそろえよう」という流れの出発点になりました。
その後、アメリカ系のユニファイねじ、そして現在の国際標準ISO・日本のJISへと、ねじの規格は世界共通に整っていきます。
20世紀〜現代:大量生産と、極限への挑戦
何気ないネジ一本に、2000年分の知恵の積み重ねが詰まっているんですね😊
まとめ:ねじの歴史 ざっくり年表
あわせて読みたい
ネジのことなら名古屋の三和ファスナーへ
定番品から特殊品まで、ネジ・ボルトのことなら名古屋市中川区の三和ファスナーへ。1個から・図面1枚からお手伝いします🔩
Reviewed by

株式会社三和ファスナー創業者。2003年の創業以来、20年以上にわたりネジ・ボルト・ファスニング関連商品の販売と特殊切削加工に携わる。製造業・建設業向けの選定相談・トラブル対応を多数手掛ける名古屋エリアのファスニング専門家。
本記事は上記監修者の確認を経て公開しています。記載内容は一般的な情報であり、個別案件のご判断は必ず原典規格・図面に基づき、必要に応じて専門家にご相談ください。
Next Action
記事に関連する商品・お見積りはこちら
「ネジはいつ生まれた?ねじ2000年の歴史をゆるく解説|古代ギリシャから現代まで」に関連する商品をご用意しています。
材質・サイズ・数量のご相談、特殊品の加工依頼もお気軽にどうぞ。