+と−、どうして2種類あるんだろう?
工具箱を開けると、たいてい「プラス(+)ドライバー」と「マイナス(−)ドライバー」の両方が入っています。
毎日のように使う道具ですが、ふと思いませんか?
「ネジの頭、なんでわざわざ2種類あるの? どっちかに統一すればいいのに」
実はこの2つ、生まれた時代も目的もまったく違うんです。今日は名古屋のネジ屋さんが、ネジの頭の面白い話をご紹介します🔧
マイナスネジ(−)は「ネジ界の大先輩」
まず古いのはマイナスネジ(正式には「すりわり付きねじ」)。頭に一本、溝が切ってあるだけのシンプルな形です。
なぜ生まれた?
理由はとにかく作るのが簡単だから。金属の頭にノコギリで一本切れ込みを入れるだけで完成します。手作業でネジを作っていた時代には、これが一番でした。
でも、弱点があった
プラスネジ(+)は「大量生産が生んだ発明」
そこで20世紀、自動車の大量生産が始まると、状況が変わります。流れ作業で、電動工具を使って、速く・正確に・たくさんネジを締めたい——マイナスネジでは追いつきません。
そこで1930年代のアメリカで実用化されたのがプラスネジ(十字穴ねじ)。「フィリップス」という名前で広まりました。
プラスネジのすごいところ
じゃあ、なぜ今もマイナスが残ってるの?
「プラスの方が優秀なら、マイナスはいらないのでは?」と思いますよね。でも、マイナスには今でも活躍の場があります。
つまりどちらが優れているかではなく、適材適所。これがネジの奥深いところです。
おまけ:実は「プラス」にも種類がある
ここからは"通"の豆知識。同じ十字穴に見えても、日本のJIS規格の十字穴と海外のフィリップスは、実は微妙に形が違います。
まとめ
何気なく使っている+と−のドライバー。その裏には、ものづくりの歴史と知恵が詰まっているんですね😊
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株式会社三和ファスナー創業者。2003年の創業以来、20年以上にわたりネジ・ボルト・ファスニング関連商品の販売と特殊切削加工に携わる。製造業・建設業向けの選定相談・トラブル対応を多数手掛ける名古屋エリアのファスニング専門家。
本記事は上記監修者の確認を経て公開しています。記載内容は一般的な情報であり、個別案件のご判断は必ず原典規格・図面に基づき、必要に応じて専門家にご相談ください。
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