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資材の値上げに納得できないあなたへ|コンビニのおにぎりとネジで考える"値上げの正体"

監修:山下 朋幸代表取締役
資材の値上げに納得できないあなたへ|コンビニのおにぎりとネジで考える"値上げの正体"のサムネイル

先日、コンビニに梅おにぎりを買いに行って、思わず二度見しました。「え、200円!?」

昔は100円ちょっとで買えた気がするのに……。同じ経験をした方、きっと多いですよね。そして実は、ネジ・ボルトの世界にも、まったく同じ値上げの波が押し寄せています。

「また値上げか」「正直、納得いかない」——その気持ち、すごくよく分かります。今日はその"モヤモヤ"が少しでも軽くなるように、なぜ上がるのか、そして値上げは実は自分にもいいことがある、という意外な見方を、おにぎりやネジのたとえでお話しします。

なぜネジが値上がりしているのか

ネジの値段が上がる理由は、だいたいこの4つが重なっています。

原材料の高騰:素になる鉄・ステンレス(ニッケル・クロム)が世界的に値上がり
エネルギーコスト:ネジは作るのに大量の電気・熱を使う。電気代・燃料代の上昇が直撃
円安:輸入する原料や海外製ネジが、円安だと高くなる
物流・人件費:運ぶコスト、作る人の賃金の上昇(いわゆる物流2024年問題も)
💡 ポイント: これは「ネジ屋がもうけたいから上げている」のではありません。原料も電気も人件費も上がっている以上、価格を据え置けば、作る会社が立ち行かなくなってしまうんです。

たとえ①:200円のおにぎりには、たくさんの人の暮らしが乗っている

あの200円の梅おにぎり。高いなぁと思うけれど、その値段には——

お米を作る農家さん
梅をつくる農家さん、海苔をとる漁師さん
おにぎりを握る工場の人
お店まで運ぶドライバーさん
並べてくれるコンビニの店員さん

たくさんの人の"暮らし"が乗っています。 もし200円が100円のままだったら、この中の誰かが「もう続けられない」と倒れてしまう。安すぎる値段は、どこかで誰かが無理をしている証拠なのかもしれません。

ネジも同じです。M8のボルト1本の裏側にも、製鉄所・メッキ工場・運送・商社…たくさんの人がいます。適正な値段は、その人たちが明日も仕事を続けられるための値段なんです。

🔩 値上げ時代の調達、一緒に考えます。 まとめ発注・適正在庫・代替材のご提案で、品質を保ったまま総コストを抑えるお手伝いをします。
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たとえ②:大好きな定食屋が「安いまま」だと、いつか消える

近所に、安くて美味しい定食屋さんがあるとします。ずっと500円のまま。嬉しい——でも、ある日とつぜん「閉店しました」の貼り紙。

安いままでは、お店の"体力"が続かなかったんです。もし600円になっても続いてくれたら、その方がずっと幸せですよね。

ネジ調達も同じ。「とにかく1円でも安く」を追い求めて、頼れる商社や工場が疲弊して消えてしまったら——いざ困ったときに、誰も助けてくれなくなります。 適正な価格は、「いざという時に頼れる相手」を残すための保険でもあるんです。

値上げは、めぐりめぐって"あなた"にも返ってくる

ここが一番伝えたいところ。値上げは、実は自分にもいい影響があるんです。

たとえ③:デフレ(物価が上がらない状態)="低体温"の経済だと思ってください。一見ラクそうですが、体温が低いと元気が出ないのと同じで——

会社が値上げできない → 利益が出ない → 給料も上がらない → みんな節約 → さらにモノが売れない…

という"冷えた"悪循環に陥ります。これが、日本が長く苦しんできた「デフレ」の正体です。

逆に、適度に値段が上がり、その分みんなの給料も上がっていくと、経済は"平熱"を取り戻して元気に動き出します。値上げは痛みを伴いますが、見方を変えれば「自分の給料が上がっていく流れ」の入り口でもある。だから、ただの悪者とは言い切れないんです。

ちょっと余談:「ステルス値上げ」って知っていますか? 値上げには「見える値上げ」と「見えない値上げ」があります。お菓子の枚数がこっそり減ったり、おにぎりが少し小さくなったり……これがいわゆる「ステルス値上げ」。実はこっそりの方が多いくらいです。でも、ネジは中身を減らせません。M8はどこまでいってもM8。ごまかしようがないので、ネジ業界は"正直に"値上げするしかない世界なんです。ちょっと無骨だけど、誠実な業界だと思っています🔩

それでも、コストは"工夫"で抑えられる

「理屈は分かった。でも、できるだけ安くしたい」——当然です。値上げの時代だからこそ、調達の工夫で差がつきます。

まとめ発注・適正在庫で、1本あたりのコストを下げる
過剰品質の見直し(屋内なのにSUS316を使っていませんか? → SUS304で十分なことも。SUS304か鉄かも参考に)
本当に必要なグレード・数量を一緒に見極める

これはまさに専門商社の出番です。三和ファスナーでは「どうすれば総コストを下げられるか」を一緒に考えます(ネジ調達のコスト削減のコツもどうぞ)。

もうひとつ余談:昔の"あの値段"、覚えていますか? 自販機のジュースが100円だった時代、うまい棒が10円だった時代——。モノの値段は、長い目で見れば上がっていくのが自然な姿です。そして本来は、それに合わせて給料も上がってきたはず。「値上げ=悪いこと」ではなく「値上げ=時代が動いている」。そう捉えると、ちょっとだけ気がラクになりませんか😊

まとめ:値上げは、痛いけど"健全"なサイン

ネジの値上げは、原材料・エネルギー・円安・人件費が重なった結果(もうけのためではない)
安すぎる値段は、どこかで誰かが無理をしている証拠。適正価格は、品質と"頼れる相手"を守る
値上げは、めぐりめぐって給料が上がる流れの入り口にもなり得る
だからこそ、調達の工夫で賢く乗り切るのが正解

すぐには受け入れにくいですよね。その気持ちは本当によく分かります。でも、値上げの正体が見えると、少しだけ前向きになれるかもしれません。コストのお悩みは一人で抱えず、ぜひ私たち専門商社を頼ってください。一緒に、いちばん良い方法を考えます。

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Reviewed by

山下 朋幸
山下 朋幸代表取締役

株式会社三和ファスナー創業者。2003年の創業以来、20年以上にわたりネジ・ボルト・ファスニング関連商品の販売と特殊切削加工に携わる。製造業・建設業向けの選定相談・トラブル対応を多数手掛ける名古屋エリアのファスニング専門家。

ボルト・ナット選定ステンレス・特殊鋼切削加工小ロット調達名古屋・愛知エリアの製造業ネットワーク

本記事は上記監修者の確認を経て公開しています。記載内容は一般的な情報であり、個別案件のご判断は必ず原典規格・図面に基づき、必要に応じて専門家にご相談ください。

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