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雑談・コラム読了 7分

株価の盛り上がりとボルトの需要、関係ある?──SpaceX上場から真剣に考えてみた

監修:山下 朋幸代表取締役
株価の盛り上がりとボルトの需要、関係ある?──SpaceX上場から真剣に考えてみたのサムネイル

2026年6月、SpaceX(スペースX)が史上最大級のIPO(新規上場)を果たし、株式市場が大盛り上がりになっています。宇宙ベンチャーがついに株式市場へ——夢のあるニュースですよね。

その盛り上がりを見ていて、ネジ屋として、ふと真剣に考えてしまいました。「この株価の盛り上がり、うちのボルトの需要に関係あるの?」

一見、株価とネジは何の関係もなさそう。でも、たどっていくと——実は、ちゃんとつながっているんです。今日はそのお話を、ゆるく真面目に。

結論:株価とネジは"遠い親戚"。たどるとつながっている

株価とボルトに、直接の血縁関係はありません。でも、間にいくつもの段階を挟んで、ちゃんと"親戚"としてつながっています。

その流れを一言でいうと——

株が上がる(好景気ムード) → 企業がお金を使いやすくなる → 設備投資が増える → 工場で機械・装置が作られる → そこに使うネジ・ボルトの需要が増える

つまり、株価の盛り上がりは、長い道のりを経て、最後にネジの需要にまでたどり着く可能性があるのです。

たとえるなら「ドミノ倒し」

株価とネジの関係は、ドミノ倒しにそっくりです。

最初のドミノ(株価の上昇)が倒れても、すぐ最後のドミノ(ネジの需要)が倒れるわけではありません。間には「企業の景況感」「資金調達」「設備投資の判断」「機械の発注」「部品の手配」……といったたくさんのドミノが並んでいて、ひとつずつ順番に倒れていきます。

だから——株価が上がっても、ネジの需要に届くまでには時間がかかる(タイムラグがある)。そして途中のドミノが倒れなければ、最後まで届かないこともあります。ここが、考えてみると面白いところです。

なぜ「株高」が「ものづくり」に効くのか

もう少し具体的に見てみましょう。

企業の気分が上向く:株価が上がると、経営者も「よし、投資しよう」と前向きになりやすい
お金を集めやすくなる:株価が高いと、新しい工場や設備のための資金を調達しやすくなる
設備投資が増える:その結果、新しい機械・ライン・装置が作られる
部品の需要が増える:機械や装置には、必ずネジ・ボルトが使われる

特に今回のSpaceXのように、宇宙という巨大な産業にお金が集まると、ロケットや人工衛星がどんどん作られます。そして——以前宇宙から人体まで、意外な場所で活躍するネジでもご紹介したとおり、ロケット1機には膨大な数のネジが使われます。宇宙産業の成長は、巡り巡ってネジの新しい需要先になり得るのです🚀

🔩 景気の波が来る前に、頼れる調達先を。 需要が増えると、ネジも納期が伸びたり品薄になったりします。名古屋の三和ファスナーは1個から・即日見積で、いざという時の"駆け込み寺"です。
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ちょっと余談:経済を"締める""緩める"も、実はネジの言葉。 景気が過熱しすぎないように中央銀行が金利を上げることを「金融引き締め」、逆に景気を支えるために金利を下げることを「金融緩和」と言います。"締める""緩める"——これ、まさにネジの締め付けと同じ言葉づかいですよね。経済も、締めすぎれば動きが止まり、緩めすぎればガタつく。適正なトルクで締めるのが大事なのは、ボルトも経済も同じなのかもしれません🔧

でも、冷静に。「株高=即ネジ爆売れ」ではない

ここで大事なのが、浮かれすぎないことです。

株価は、企業の"実力"だけでなく、人々の"気分"や"期待"でも大きく上下します。今日上がって、明日下がることも珍しくありません。一方、設備投資や工場の生産は、そんなに急には変わりません。

つまり——株価の盛り上がりが、本当にネジの需要にまで届くかどうかは、まだわからない。 ドミノが途中で止まることもあります。だから「株が上がったぞ、ネジが売れるぞ!」と早合点せず、実際の受注や設備投資の動きをじっくり見るのが、現場の正しい姿勢だと私たちは考えています。

調達担当の方へ:好景気の波で気をつけたいこと

もし本当に景気の波が来て、ものづくりが活発になったら——実は調達担当にとっては要注意でもあります。

納期が伸びる:みんなが一斉に発注すると、ネジも品薄・納期遅延が起きやすい
価格が上がりやすい:需要が増えれば、資材の値上げも進みやすい
だからこそ"早めの手当て":定番品の適正在庫、信頼できる調達先の確保がモノを言う
もうひとつ余談:「祭りのあと」も大事。 株式市場が盛り上がっているときほど、地に足をつけて"いつも通り"を続けられるかが問われます。ネジの世界も同じ。派手なニュースに一喜一憂せず、1本1本のボルトを、必要な人に確実に届ける——その地道な積み重ねが、結局いちばん強い。名脇役のネジらしい生き方だと思っています。

まとめ

株価とネジは"遠い親戚"。株高→設備投資→ものづくり→ネジ需要と、ドミノのようにつながっている
ただしタイムラグと不確実性があり、「株高=即ネジ需要増」ではない
宇宙産業の成長は、ネジの新しい需要先になり得る
調達担当は、好景気の波が来たら納期・価格・在庫に早めに備えるのが吉

SpaceXの上場という大きなニュースから、ネジの話まで——遠回りしましたが、世の中はこうして、見えないところでつながっています。私たちは、どんな経済の波が来ても、目の前のお客様に必要なネジを確実にお届けする仕事を、淡々と続けていきます😊

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Reviewed by

山下 朋幸
山下 朋幸代表取締役

株式会社三和ファスナー創業者。2003年の創業以来、20年以上にわたりネジ・ボルト・ファスニング関連商品の販売と特殊切削加工に携わる。製造業・建設業向けの選定相談・トラブル対応を多数手掛ける名古屋エリアのファスニング専門家。

ボルト・ナット選定ステンレス・特殊鋼切削加工小ロット調達名古屋・愛知エリアの製造業ネットワーク

本記事は上記監修者の確認を経て公開しています。記載内容は一般的な情報であり、個別案件のご判断は必ず原典規格・図面に基づき、必要に応じて専門家にご相談ください。

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