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SUS304か鉄か:コストと耐久性の正しいバランスの取り方

監修:山下 朋幸代表取締役

「SUS304か鉄か」の二択でいいのか?

ネジ選定で最も多い相談が「**ステンレス(SUS304)にするか、鉄(炭素鋼)にするか**」です。SUSは錆びにくいけど高い、鉄は安いけど錆びる。単純そうで、実は**用途・環境・寿命想定**で答えが変わります。

比較:SUS304 vs 鉄(炭素鋼ユニクロ)

項目SUS304鉄(ユニクロ)

|---|---|---|

単価(M10ボルト目安)1本 約30〜50円1本 約8〜15円
耐食性屋外・湿気環境OK屋内のみ可
強度引張強さ約520N/mm²強度区分による
寿命屋外でも10年以上屋外3〜5年で錆
磁性非磁性(基本)磁性あり

選定の判断基準

SUS304を選ぶべきケース

**屋外・水回り・湿気環境** で使う
**食品・医療・化学プラント** など衛生・薬品環境
**見た目の美しさ** を重視(艶消し感、サビなし)
**長期メンテフリー** が要件
**磁気の影響を避けたい** 用途

鉄(炭素鋼)を選ぶべきケース

**屋内・乾燥環境** のみで使用
**コスト最優先**(同じ予算で多く買いたい)
**使い捨て・短期間使用**(試作・養生)
**強度区分10.9・12.9** など高強度が必要

「コスト×寿命」の視点で考える

単純な単価比較では鉄が圧勝ですが、**屋外で使う場合**は3〜5年で交換が必要。**交換工数・部品コスト・ライン停止リスク**を含めると、SUSの方が10年単位ではトータル安いことも。

中間解:「鉄+表面処理」も選択肢

完全SUSは高い、でも錆も心配——というときは:

**三価クロメート**(環境規制対応・耐食性中)
**ジオメット・ダクロタイズド**(高耐食、自動車業界で実績)
**溶融亜鉛めっき**(屋外鉄骨レベルの耐食性)

これらの**表面処理付き炭素鋼**を選ぶと、SUSの**1/2〜2/3のコスト**で**鉄の3〜5倍の耐食性**が得られます。

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「うちの用途だと SUS304 と 鉄+三価クロ、どっちがコスパいい?」――そういった具体的な比較相談、日常的にお受けしています。

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Reviewed by

山下 朋幸代表取締役

株式会社三和ファスナー創業者。2003年の創業以来、20年以上にわたりネジ・ボルト・ファスニング関連商品の販売と特殊切削加工に携わる。製造業・建設業向けの選定相談・トラブル対応を多数手掛ける名古屋エリアのファスニング専門家。

ボルト・ナット選定ステンレス・特殊鋼切削加工小ロット調達名古屋・愛知エリアの製造業ネットワーク

本記事は上記監修者の確認を経て公開しています。記載内容は一般的な情報であり、個別案件のご判断は必ず原典規格・図面に基づき、必要に応じて専門家にご相談ください。

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