「壊れた機械についていたネジ、これと同じものが欲しい。でも型番が分からない!」——製造業や修理の現場で、本当によくあるお悩みです。
でも大丈夫。いくつかのポイントを順番に調べれば、たいていのネジは正体を突き止められます。 この記事では、現物からネジの規格を特定する方法を、初心者の方にもわかるように保存版でまとめました。
考え方:ネジ調べは「人相書き(モンタージュ)づくり」
ネジを特定するのは、まるで犯人の人相書きを作るようなもの。「身長は?」「髪型は?」「服装は?」と特徴を一つずつ集めていくと、最後に犯人(=ネジの規格)が絞り込めます。
ネジの場合、集める特徴は次の5つ。この順番で調べるのがコツです。
順に見ていきましょう。
① 外径(おねじの太さ)を測る
まずはねじ山の外側の直径(外径)を、ノギスで測ります。これで「M何番か」のあたりが付きます。
② ピッチ(ねじ山の間隔)を調べる
次に、ねじ山と山の間隔(ピッチ)を調べます。同じ外径でも、ピッチが違えば別物(並目/細目/インチ)です。
サイズ別の標準ピッチは並目ピッチ早見表や細目ピッチ早見表で照合できます。
③ 頭の形を見る
頭の形は、用途や必要な工具を教えてくれます。
「皿(さら)」かどうかは特に重要。皿は長さの測り方が変わるからです(次項)。
④ 長さを測る
長さの測り方は、頭の形で変わります。ここを間違える人が多いので要注意。
発注時は「M8×30」のように、呼び径×長さで伝えます。
⑤ 材質・色を確認する
最後に、材質と表面処理の見当をつけます。
それでも分からないときは、プロに頼るのが最速
ここまでやっても「公差(細かい寸法の許容範囲)まではわからない」「特殊な頭で見当がつかない」ことはあります。そんなときは、現物や写真を専門商社に見せるのが一番確実で早いです。
三和ファスナーでは、現物の持ち込み・写真からの規格特定を承っています。型番が分からなくても、同等品を探して1本からお手配します。
まとめ:5つの特徴を集めれば、ネジは特定できる
ネジ1本でも、ちゃんと"人相書き"を作れば必ず手がかりが見えてきます。困ったときは、いつでも私たちにご相談ください。
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株式会社三和ファスナー創業者。2003年の創業以来、20年以上にわたりネジ・ボルト・ファスニング関連商品の販売と特殊切削加工に携わる。製造業・建設業向けの選定相談・トラブル対応を多数手掛ける名古屋エリアのファスニング専門家。
本記事は上記監修者の確認を経て公開しています。記載内容は一般的な情報であり、個別案件のご判断は必ず原典規格・図面に基づき、必要に応じて専門家にご相談ください。
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