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型番がわからないネジの調べ方|現物から規格を特定する5つのポイント【保存版】

監修:山下 朋幸代表取締役
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「壊れた機械についていたネジ、これと同じものが欲しい。でも型番が分からない!」——製造業や修理の現場で、本当によくあるお悩みです。

でも大丈夫。いくつかのポイントを順番に調べれば、たいていのネジは正体を突き止められます。 この記事では、現物からネジの規格を特定する方法を、初心者の方にもわかるように保存版でまとめました。

考え方:ネジ調べは「人相書き(モンタージュ)づくり」

ネジを特定するのは、まるで犯人の人相書きを作るようなもの。「身長は?」「髪型は?」「服装は?」と特徴を一つずつ集めていくと、最後に犯人(=ネジの規格)が絞り込めます。

ネジの場合、集める特徴は次の5つ。この順番で調べるのがコツです。

📋 調べる5つのポイント:①外径(太さ)→ ②ピッチ(山の間隔)→ ③頭の形 → ④長さ → ⑤材質・色

順に見ていきましょう。

① 外径(おねじの太さ)を測る

まずはねじ山の外側の直径(外径)を、ノギスで測ります。これで「M何番か」のあたりが付きます。

実測値は呼び径よりわずかに小さいのが普通(例:M10なら実測 約9.7〜9.8mm)
測った値がきれいなミリ数に近ければミリねじ(M5・M6・M8…)
半端な数字なら要注意(例:約6.35mm=1/4インチ)→ インチねじの可能性
💡 プロのひと言:最初の関門は「ミリか、インチか」。 ここを間違えると、いくら探しても合うネジが見つかりません。実測が"中途半端な数字"だったら、まずインチを疑ってください。古い機械・海外製・旧車バイクは特に要注意です(詳しくはミリネジとインチネジの違い)。

② ピッチ(ねじ山の間隔)を調べる

次に、ねじ山と山の間隔(ピッチ)を調べます。同じ外径でも、ピッチが違えば別物(並目/細目/インチ)です。

ピッチゲージ(1,000円台)を当てれば一発
無ければ、1cm(10mm)の中に山が何個あるかを数えて、おおよそを判断
ミリねじは「mm」で、インチねじは「1インチあたりの山数」で表します

サイズ別の標準ピッチは並目ピッチ早見表細目ピッチ早見表で照合できます。

③ 頭の形を見る

頭の形は、用途や必要な工具を教えてくれます。

六角(外側が六角) → スパナ・レンチで回す六角ボルト
六角穴(頭に穴) → 六角レンチで回すキャップスクリュー
なべ・皿・トラスなど → プラス/マイナスドライバーで回す小ねじ(頭部形状の種類

「皿(さら)」かどうかは特に重要。皿は長さの測り方が変わるからです(次項)。

④ 長さを測る

長さの測り方は、頭の形で変わります。ここを間違える人が多いので要注意。

皿ねじ → 頭も埋まるので「全長(頭の上から先端まで)」を測る
それ以外(なべ・六角など) → 頭は外に出るので「首下(頭の下から先端まで)」を測る

発注時は「M8×30」のように、呼び径×長さで伝えます。

⑤ 材質・色を確認する

最後に、材質と表面処理の見当をつけます。

磁石を近づける → くっつけば鉄系、くっつきにくければステンレス(SUS304など)の可能性
色を見る → 銀色(めっき)、金色(有色クロメート)、黒(黒染め)、白っぽい銀(ステンレス素地)など。表面処理の見分けも参考に
ちょっと余談:スマホ写真は"あるもの"を一緒に写すと神。 ネジの写真を撮るとき、横に定規やコイン(10円玉=直径23.5mm)を置くだけで、見る側はサイズが一発でつかめます。さらに「①全体 ②頭 ③横(ねじ山)」の3方向を撮れば完璧。プロに相談するときも、この撮り方なら話が一気に早く進みます📷

それでも分からないときは、プロに頼るのが最速

ここまでやっても「公差(細かい寸法の許容範囲)まではわからない」「特殊な頭で見当がつかない」ことはあります。そんなときは、現物や写真を専門商社に見せるのが一番確実で早いです。

もうひとつ余談:専門商社は"歩くネジ辞典"。 何十年もネジだけを見てきた人は、錆びてボロボロの現物を見て「あ、これは廃番のM8特殊頭、代替はこれ」と当てたりします。これはカタログにも検索にも出てこない、人の経験値の結晶。「これ何?」と聞ける相手がいる——困ったときには、これが一番の近道なんです📖

三和ファスナーでは、現物の持ち込み・写真からの規格特定を承っています。型番が分からなくても、同等品を探して1本からお手配します。

🔩 型番不明のネジ、写真1枚からご相談ください。 名古屋の三和ファスナーが規格を特定し、同等品を1個から手配します(補修・試作の少量もOK)。
メールで相談・お見積り / 📞 052-432-4010(平日 8:30〜17:30)

まとめ:5つの特徴を集めれば、ネジは特定できる

調べる順番は ①外径 → ②ピッチ → ③頭の形 → ④長さ → ⑤材質・色
最初の関門は「ミリか、インチか」。実測が半端ならインチを疑う
長さは皿=全長/その他=首下で測る
写真は定規やコインを一緒に・3方向で撮ると伝わる
分からなければ、現物・写真を専門商社へ——それが最速・最確実

ネジ1本でも、ちゃんと"人相書き"を作れば必ず手がかりが見えてきます。困ったときは、いつでも私たちにご相談ください。

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Reviewed by

山下 朋幸
山下 朋幸代表取締役

株式会社三和ファスナー創業者。2003年の創業以来、20年以上にわたりネジ・ボルト・ファスニング関連商品の販売と特殊切削加工に携わる。製造業・建設業向けの選定相談・トラブル対応を多数手掛ける名古屋エリアのファスニング専門家。

ボルト・ナット選定ステンレス・特殊鋼切削加工小ロット調達名古屋・愛知エリアの製造業ネットワーク

本記事は上記監修者の確認を経て公開しています。記載内容は一般的な情報であり、個別案件のご判断は必ず原典規格・図面に基づき、必要に応じて専門家にご相談ください。

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