並目ねじピッチ早見表(M3〜M30)
JIS B 0205に準拠した並目ねじのピッチ一覧です。実務で迷ったときの早見表としてご活用ください。
| 呼び径 | 並目ピッチ(標準) | 細目(参考) |
|---|---|---|
| M3 | 0.5 | 0.35 |
| M4 | 0.7 | 0.5 |
| M5 | 0.8 | 0.5 |
| M6 | 1.0 | 0.75 |
| M8 | 1.25 | 1.0 |
| M10 | 1.5 | 1.25 / 1.0 |
| M12 | 1.75 | 1.5 / 1.25 |
| M14 | 2.0 | 1.5 |
| M16 | 2.0 | 1.5 |
| M18 | 2.5 | 1.5 |
| M20 | 2.5 | 1.5 |
| M22 | 2.5 | 1.5 |
| M24 | 3.0 | 2.0 |
| M27 | 3.0 | 2.0 |
| M30 | 3.5 | 2.0 |
M2・M2.5と、M33〜M64(大径)の並目ピッチ
上の表にないサイズの並目ピッチです(JIS B 0205)。精密機器に使う小さなねじから、大型の機械・設備に使う大径のボルトまでをまとめました。
| 呼び径 | 並目ピッチ |
|---|---|
| M2 | 0.4 |
| M2.5 | 0.45 |
| M33 | 3.5 |
| M36 | 4.0 |
| M39 | 4.0 |
| M42 | 4.5 |
| M45 | 4.5 |
| M48 | 5.0 |
| M52 | 5.0 |
| M56 | 5.5 |
| M60 | 5.5 |
| M64 | 6.0 |
M36・M42・M48などの大径ボルトは、ホームセンターにはまず置いていません。1本からでも手配しますので、お見積りフォームからご相談ください。
そもそも「ピッチ」って何?──らせん階段で考えると一発
ピッチとは、となり合うネジ山と山の間隔のこと(単位mm)。もっと実感的に言うと、ネジを1回転させたとき前へ進む距離です。
イメージはらせん階段。ピッチ=1周分の「段の高さ」だと思ってください。
つまりピッチの数字が小さい=山が細かい=細目、大きい=山が粗い=並目。「M8のピッチは?」と聞かれたら、上の早見表のとおり並目なら1.25mmが答えです。
並目(なみめ)ねじとは
読み方:「なみめ」または「ふつう・並み」
正式名称:並目ねじ(なみめねじ/coarse thread)
特徴:
並目ねじが選ばれる理由
| 用途 | 理由 |
|---|---|
| 一般機械の組立 | 入手しやすく、コストが安い |
| 建設・架台 | 規格品が豊富、現場で取替え容易 |
| 試作・補修 | ホームセンターでも入手可能 |
| 取り外しが頻繁な箇所 | ねじ山がつぶれにくい |
| 屋外設備 | 標準品で表面処理の選択肢が多い |
結論:「特別な理由がなければ並目を選ぶ」のが原則です。細目が必要なのは振動・薄板・精密用途など限られた場面のみ。
細目との違い(3秒早見表)
| 比較項目 | 並目(なみめ) | 細目(ほそめ) |
|---|---|---|
| 使用頻度 | 大半(標準) | 専門用途 |
| 入手しやすさ | ◎ ホームセンターでもOK | △ 専門商社推奨 |
| コスト | ◎ 安い | △ やや高い |
| 緩みにくさ | 普通 | ◎ 振動に強い |
| ボルトの引張強さ | 標準 | わずかに高い(谷が浅く軸が太い) |
| ねじ山のつぶれにくさ | ◎ | やや弱い(柔らかい相手材は注意) |
| 表記例 | M10(省略可) | M10×1.25 |
→ 見分け方・使い分けは 並目と細目の違いとは?見分け方・使い分け で詳しく解説しています。
並目ねじの選び方(実務でのポイント)
① まずは並目から検討する
「用途が不明 / 特に指定がない」場合は 並目を選ぶのが正解。流通量が多くコストも安いので失敗が少ない。
② サイズは M6〜M20 が主力
工場や現場でよく使われるのは M6・M8・M10・M12・M16・M20 の6サイズ。
ここまで揃えておけば、工場・現場の大半の用途をカバーできます。
③ 表面処理は環境で決める
よくある質問
Q. 「M10」と書いてあるネジ、ピッチは?
A. 並目ピッチ1.5 です。日本のJISでは「M+呼び径」だけで書かれた場合、自動的に並目を指します。
Q. 「M8」の並目ピッチは?
A. 並目1.25(細目なら1.0)。「M8」とだけ書かれていれば自動的に並目1.25を指します。
Q. 「M12」の並目ピッチは?
A. 並目1.75。細目は1.5と1.25の2種類があるため、細目を使うときは「M12×1.5」のようにピッチを明記してください。
Q. 並目と細目、見た目で見分けられる?
A. ピッチゲージなしでは難しいです。M10で並目1.5mm vs 細目1.25mm の差はわずか0.25mm。ねじピッチゲージ(1,000円台)が確実です。
Q. 並目ねじって全長のどこを測るピッチ?
A. 山と山の頂点間の距離です。1cm(10mm)あたりに何個の山があるか数えれば、おおまかな目安になります(例:M10並目=1.5mm → 約6.7山/cm)。
Q. 「M10×30」のような表記は何を表す?
A. M10=呼び径10mm、×30=全長30mm の並目ボルトという意味です。
Q. 並目と細目、間違えて買ったらどうなる?
A. 互換性は一切ありません。ねじ込もうとすると 山が壊れて修復不可能になります。発注時・組立時に必ず確認を。
まとめ
「並目M10×30 を10本だけ」「これ、並目か細目かわからない」——どちらも大歓迎。
三和ファスナーは並目・細目を問わず1本から手配。規格がわからない現物は写真1枚から特定し、即日でお見積りします。「太さ(M10)は同じなのにねじ込めない…」を、発注前に未然に防ぎます。
→ メールで相談・無料見積り / 📞 052-432-4010(平日 8:30〜17:30) / 💬 LINEで送る
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この記事の監修

株式会社三和ファスナー創業者。2003年の創業以来、20年以上にわたりネジ・ボルト・ファスニング関連商品の販売と特殊切削加工に携わる。製造業・建設業向けの選定相談・トラブル対応を多数手掛ける名古屋エリアのファスニング専門家。
本記事は上記監修者の監修のもと作成しています。公開後の更新(数値の確認・表現の修正など)は、規格や公的資料をもとに編集担当が行っています。記載内容は一般的な情報であり、個別案件のご判断は必ず原典規格・図面に基づき、必要に応じて専門家にご相談ください。
このネジ、1個から手配できます
「並目ピッチ早見表【M3・M6・M8・M10・M12・M16・M20・M24・M30】JIS規格完全版」に関するネジ・ボルトは、名古屋の三和ファスナーが1個から手配します。
型番がわからなくても、写真1枚から規格を特定。材質・サイズの選定や特殊品の製作もご相談ください。