平日 8:30〜17:30 土日祝休052-432-4010
技術情報読了 7分

並目ピッチ早見表【M3・M6・M8・M10・M12・M16・M20・M24・M30】JIS規格完全版

監修:山下 朋幸代表取締役
並目ピッチ早見表【M3・M6・M8・M10・M12・M16・M20・M24・M30】JIS規格完全版のサムネイル

並目ねじピッチ早見表(M3〜M30)

JIS B 0205に準拠した並目ねじのピッチ一覧です。実務で迷ったときの早見表としてご活用ください。

呼び径並目ピッチ(標準)細目(参考)
M30.50.35
M40.70.5
M50.80.5
M61.00.75
M81.251.0
M101.51.25 / 1.0
M121.751.5 / 1.25
M142.01.5
M162.01.5
M182.51.5
M202.51.5
M222.51.5
M243.02.0
M273.02.0
M303.52.0
💡 並目ねじはピッチを省略表記できるのがルール。「M10」とだけ書かれていれば自動的に並目ピッチ1.5を指します。
📌 よく検索されるサイズの早答え(すべて並目・単位mm):M6=1.0/M8=1.25/M10=1.5/M12=1.75/M16=2.0/M20=2.5/M24=3.0。細目を使う場合はこれより小さい値になります(例:M12細目=1.5 or 1.25)。
🔩 このサイズのネジ・ボルトが必要ですか? 名古屋の三和ファスナーなら 1個から手配・即日見積 に対応します。並目・細目の取り違えが不安なときも、現物確認でサポートします。
メールで相談・お見積り / 📞 052-432-4010(平日 8:30〜17:30)

そもそも「ピッチ」って何?──らせん階段で考えると一発

ピッチとは、となり合うネジ山と山の間隔のこと(単位mm)。もっと実感的に言うと、ネジを1回転させたとき前へ進む距離です。

イメージはらせん階段。ピッチ=1周分の「段の高さ」だと思ってください。

並目=段差が大きいらせん階段:少ない回転でグングン進む。素早く締められて、入手も簡単。ふだん使いはこれ。
細目=段差が小さいらせん階段:1周してもちょっとしか進まない。そのぶん細かく止められて、振動でも緩みにくい。精密機器や薄い板向き。

つまりピッチの数字が小さい=山が細かい=細目大きい=山が粗い=並目。「M8のピッチは?」と聞かれたら、上の早見表のとおり並目なら1.25mmが答えです。

💡 プロのひと言: 同じM10でも並目1.5mm・細目1.25mm。たった0.25mmの差ですが、混ぜるとねじ込んだ瞬間に山が壊れて二度と使えません。「太さ(M10)が同じ=合う」ではないのが、ネジ最大の落とし穴です。

並目(なみめ)ねじとは

読み方:「なみめ」または「ふつう・並み」

正式名称:並目ねじ(なみめねじ/coarse thread)

特徴

ネジで最も標準的な規格(流通量・在庫量・コストが最も有利)
加工が容易で組立効率が高い
互換性のあるねじが豊富に入手できる
取り外しが多い箇所でも山が痛みにくい
「M10」「M8×30」のように呼び径だけ書かれているネジは、ほぼすべて並目です。

並目ねじが選ばれる理由

用途理由
一般機械の組立入手しやすく、コストが安い
建設・架台規格品が豊富、現場で取替え容易
試作・補修ホームセンターでも入手可能
取り外しが頻繁な箇所ねじ山がつぶれにくい
屋外設備標準品で表面処理の選択肢が多い

結論:「特別な理由がなければ並目を選ぶ」のが原則です。細目が必要なのは振動・薄板・精密用途など限られた場面のみ。

細目との違い(3秒早見表)

比較項目並目(なみめ)細目(ほそめ)
使用頻度90%以上(標準)専門用途
入手しやすさ◎ ホームセンターでもOK△ 専門商社推奨
コスト◎ 安い△ やや高い
緩みにくさ普通◎ 振動に強い
強度やや高いやや低い
表記例M10(省略可)M10×1.25

→ 詳しい使い分けは 細目ねじとは?並目との違い もご参照ください。

ちょっと余談:「M10」とだけ書けば並目、という"暗黙の了解"。 ネジの世界には面白いルールがあって、図面に「M10」とだけ書いてあれば、わざわざ書かなくても自動的に並目を指します。いちいち「並目です」と言わない、いわばネジ業界の"察してね"文化。逆に細目を使いたいときは必ず「M10×1.25」とピッチまで明記する決まりです。だから図面に細かい数字が付いていたら「お、これは細目だな」とピンとくる。ちょっとした暗号解読みたいで、慣れると楽しいですよ🔍

並目ねじの選び方(実務でのポイント)

① まずは並目から検討する

用途が不明 / 特に指定がない」場合は 並目を選ぶのが正解。流通量が多くコストも安いので失敗が少ない。

② サイズは M6〜M20 が主力

工場や現場でよく使われるのは M6・M8・M10・M12・M16・M20 の6サイズ。

M6〜M12:機械装置・治具・板金組立の主力
M16〜M20:大型機械・架台・建設・搬送設備など重荷重・大型構造で必須

ここまで揃えておけば、工場・現場の大半の用途をカバーできます。

③ 表面処理は環境で決める

屋内・乾燥 → 三価クロメート(白)
屋内・湿気あり → 三価クロメート(黒)
屋外 → 溶融亜鉛めっき
食品・薬品 → SUS304/316
もうひとつ余談:「細目の極み」はマイクロメーター。 ものの長さを1/100mm単位で測る測定器「マイクロメーター」。あの精密さの秘密は、実は細目ねじにあります。送りねじのピッチを0.5mmなどに細かくしてあるので、1回転させても0.5mmしか進まない=ほんの少しずつ精密に動かせるんです。ピッチが細かい=細かく制御できる、の究極形。ネジは"留める"だけでなく"正確に動かす"道具にもなる――そう思うと、足元の地味なネジがちょっと違って見えてきませんか📏

よくある質問

Q. 「M10」と書いてあるネジ、ピッチは?

A. 並目ピッチ1.5 です。日本のJISでは「M+呼び径」だけで書かれた場合、自動的に並目を指します。

Q. 「M8」の並目ピッチは?

A. 並目1.25(細目なら1.0)。「M8」とだけ書かれていれば自動的に並目1.25を指します。

Q. 「M12」の並目ピッチは?

A. 並目1.75。細目は1.5と1.25の2種類があるため、細目を使うときは「M12×1.5」のようにピッチを明記してください。

Q. 並目と細目、見た目で見分けられる?

A. ピッチゲージなしでは難しいです。M10で並目1.5mm vs 細目1.25mm の差はわずか0.25mm。ねじピッチゲージ(1,000円台)が確実です。

Q. 並目ねじって全長のどこを測るピッチ?

A. 山と山の頂点間の距離です。1cm(10mm)あたりに何個の山があるか数えれば、おおまかな目安になります(例:M10並目=1.5mm → 約6.7山/cm)。

Q. 「M10×30」のような表記は何を表す?

A. M10=呼び径10mm×30=全長30mm の並目ボルトという意味です。

Q. 並目と細目、間違えて買ったらどうなる?

A. 互換性は一切ありません。ねじ込もうとすると 山が壊れて修復不可能になります。発注時・組立時に必ず確認を。

まとめ

並目ねじ=最も標準的な規格・90%の現場で使われる
M3〜M30で標準ピッチが決まっている(JIS B 0205)
特に指定がなければ並目を選ぶのが原則
並目と細目の混同は破損につながるので 必ずピッチ確認
入手・コスト・組立効率の点で圧倒的に優位

「並目M10×30 を10本だけ」「これ、並目か細目かわからない」——どちらも大歓迎。

三和ファスナーは並目・細目を問わず1本から手配。規格がわからない現物は写真1枚から特定し、即日でお見積りします。「太さ(M10)は同じなのにねじ込めない…」を、発注前に未然に防ぎます。

メールで相談・無料見積り / 📞 052-432-4010(平日 8:30〜17:30) / 💬 LINEで送る

関連ページもどうぞ

Share

Reviewed by

山下 朋幸
山下 朋幸代表取締役

株式会社三和ファスナー創業者。2003年の創業以来、20年以上にわたりネジ・ボルト・ファスニング関連商品の販売と特殊切削加工に携わる。製造業・建設業向けの選定相談・トラブル対応を多数手掛ける名古屋エリアのファスニング専門家。

ボルト・ナット選定ステンレス・特殊鋼切削加工小ロット調達名古屋・愛知エリアの製造業ネットワーク

本記事は上記監修者の確認を経て公開しています。記載内容は一般的な情報であり、個別案件のご判断は必ず原典規格・図面に基づき、必要に応じて専門家にご相談ください。

Next Action

記事に関連する商品・お見積りはこちら

並目ピッチ早見表【M3・M6・M8・M10・M12・M16・M20・M24・M30】JIS規格完全版」に関連する商品をご用意しています。
材質・サイズ・数量のご相談、特殊品の加工依頼もお気軽にどうぞ。

記事一覧に戻る株式会社三和ファスナー
Tel
電話
LINE
相談
Form
フォーム