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樹脂ネジが選ばれる理由:絶縁・軽量化・耐薬品性の活用事例

監修:山下 朋幸代表取締役
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樹脂ネジとは

樹脂ネジとは、ナイロン・POM(ポリアセタール)・PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)などのエンジニアリングプラスチックで作られたネジです。金属ネジとは異なる特性を持ち、特定の用途で大きな強みを発揮します。

樹脂ネジが選ばれる主な理由

1. 電気絶縁性

金属ネジは電気を通しますが、樹脂ネジは絶縁体です。電気基板・変圧器・モーター周辺の固定に最適です。

2. 軽量化

樹脂の比重は金属の1/4〜1/8程度です。EV・航空機・精密機器など、グラム単位の軽量化が求められる分野で採用が増えています。

3. 耐薬品性・耐腐食性

酸・アルカリ・溶剤など、金属が腐食しやすい環境でも使用できます。

4. 非磁性・MRI対応

金属ネジは磁気を帯びますが、樹脂ネジは非磁性。MRI装置周辺や磁気センサー近くの固定に使われます。

5. 錆びない・汚れにくい

食品機械・医療機器・クリーンルームなど、衛生管理が重要な場所でも安心して使用できます。

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主な素材の特徴比較

素材耐熱温度強度耐薬品性コスト主な用途
ナイロン(PA66)〜120℃電気部品、食品機械
POM(ポリアセタール)〜100℃中〜高精密部品、医療
PEEK〜250℃非常に高航空宇宙、医療インプラント
PP(ポリプロピレン)〜90℃非常に高薬品槽、実験設備
PVC(塩化ビニル)〜60℃低〜中配管、水処理

樹脂ネジ使用時の注意点

締め付けトルクが小さい: 金属ネジより大幅に低いトルクで締める必要があります。締め過ぎは即破損します
熱による変形: 使用温度の上限を守ってください
クリープ(塑性変形): 長時間の荷重で少しずつ変形します。重荷重用途には不向きです
紫外線劣化: 屋外での長期使用には紫外線安定剤入りの素材を選ぶか、別途対策が必要です

まとめ

樹脂ネジは「弱いから仕方なく使う」ものではなく、金属には代替できない特性を持つ「目的で選ぶ」素材です。

三和ファスナーでは各種樹脂ネジを取り扱っています。素材・サイズ・特殊仕様のご相談もお受けしますので、お気軽にご連絡ください。

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Reviewed by

山下 朋幸
山下 朋幸代表取締役

株式会社三和ファスナー創業者。2003年の創業以来、20年以上にわたりネジ・ボルト・ファスニング関連商品の販売と特殊切削加工に携わる。製造業・建設業向けの選定相談・トラブル対応を多数手掛ける名古屋エリアのファスニング専門家。

ボルト・ナット選定ステンレス・特殊鋼切削加工小ロット調達名古屋・愛知エリアの製造業ネットワーク

本記事は上記監修者の確認を経て公開しています。記載内容は一般的な情報であり、個別案件のご判断は必ず原典規格・図面に基づき、必要に応じて専門家にご相談ください。

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