結論:3秒でわかる違い
項目ユニクロ三価クロメート(三価ホワイト)
|---|---|---|
色青みがかった銀色やや黄ばんだ銀色〜虹色
耐食性普通(48〜72h)高い(120〜200h)
RoHS対応❌ 六価クロム使用(規制対象)✅ 対応(六価フリー)
価格安いやや高い
現在の主流減少中新規採用の主流
> ⚠️ 欧州輸出・自動車部品では六価クロム禁止。ユニクロは使えません。
それぞれの正体
ユニクロ(光沢クロメート)
亜鉛めっき後に六価クロム(クロム酸)で化成処理した表面処理。
青っぽい光沢の銀色でキレイに見える
古くからある定番処理
ただし六価クロムは発がん性があり、欧州RoHS指令で規制
国内でも自動車・家電業界で使用を避ける動きが加速
三価クロメート(三価ホワイト)
亜鉛めっき後に三価クロムで化成処理した表面処理。ユニクロの後継として開発。
やや黄味がかった銀色〜うっすら虹色
三価クロムは人体・環境への影響が低い
RoHS・REACH対応
耐食性はユニクロより高い
「クロメート」「黄色クロメート」「黒クロメート」との関係
表面処理色六価クロム状態
|---|---|---|---|
ユニクロ青っぽい銀あり旧式・縮小傾向
黄色クロメート黄〜虹色あり旧式・縮小傾向
黒クロメート黒あり旧式・縮小傾向
三価クロメート(三価ホワイト)やや黄味の銀なし現在の主流
三価ブラック黒なし黒クロメート代替
ざっくり「三価と付けば六価フリー、付かなければ六価入り**」と覚えればOK。
どっちを選ぶべき?
ユニクロを選ぶ
既存設備の補修で今までユニクロを使っていた
屋内・乾燥環境のみ
国内向けで規制対応不要
コスト最優先
三価クロメートを選ぶ
新規設計の場合は基本こちら
自動車部品(自動車メーカー指定が三価)
欧州・米国輸出品
食品機械・医療機器の周辺部品
屋外・湿気のある環境
見分け方
① 色で判別
青みがかってツヤがある → ユニクロの可能性
やや黄味がかっている or 虹色がうっすら → 三価の可能性
② カタログ・伝票で確認
「ユニクロ」「Cr3」「白クロメート」表記 → 三価クロメート
「ユニクロ」と書かれていても、最近のものは三価ユニクロ=三価クロメートのことが多い
③ 検査証明書を要求
RoHS対応か絶対確認したい場合は、素材証明書(SDS・含有保証書)を発行元に依頼。三和ファスナーでも対応可能です。
現場でよくある混乱
Q. 「ユニクロ」と注文したら最近は何が来る?
A. メーカーによりますが、三価クロメートを「ユニクロ」と呼んで出荷するケースも増えています。RoHS対応が必要なら「三価」と明記して発注しましょう。
Q. ユニクロと三価、見た目で区別できる?
A. 光の当て方でやや色味が違う程度で、慣れていないと判別困難。伝票・証明書での確認が確実です。
まとめ
ユニクロ=六価クロム入り(規制対象)・縮小傾向
三価クロメート=六価フリー・現在の主流・耐食性も高い
自動車部品・輸出品は必ず三価指定
注文時は「三価クロメート」または「Cr3」と明記
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RoHS対応・素材証明書が必要なとき
三和ファスナーでは、輸出向け・自動車部品向けの素材証明書付き手配に対応しています。📞 052-432-4010
Reviewed by

山下 朋幸代表取締役
株式会社三和ファスナー創業者。2003年の創業以来、20年以上にわたりネジ・ボルト・ファスニング関連商品の販売と特殊切削加工に携わる。製造業・建設業向けの選定相談・トラブル対応を多数手掛ける名古屋エリアのファスニング専門家。
ボルト・ナット選定ステンレス・特殊鋼切削加工小ロット調達名古屋・愛知エリアの製造業ネットワーク
本記事は上記監修者の確認を経て公開しています。記載内容は一般的な情報であり、個別案件のご判断は必ず原典規格・図面に基づき、必要に応じて専門家にご相談ください。
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