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アンカーボルトとは?種類・選び方・施工上の注意点まとめ

監修:山下 朋幸代表取締役

アンカーボルトとは

アンカーボルトとは、コンクリートや石材・ALC(軽量気泡コンクリート)などに機器・設備・構造物を固定するためのボルトです。「埋め込む」ことで、普通のネジでは固定できない硬い下地への取り付けが可能になります。

建設・設備工事・工場ライン設置・看板取り付けなど、幅広い現場で使われる重要な締結部品です。

アンカーボルトの2大分類

① 先付けアンカー(埋込み型)

コンクリートを打設する前に型枠に固定し、コンクリートが固まってからボルトとして使うタイプ。

引き抜き強度が高い
建物基礎・機械ベースの固定に多用
施工後の位置変更が難しい

② あと施工アンカー

コンクリートが固まった後に穴を開けて打ち込むタイプ。リフォーム・後付け機器設置に多用されます。さらに以下に分類されます。

種類原理特徴

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金属系拡張アンカー先端を広げて固定即時施工・繰り返し使用可
接着系アンカー(ケミカル)樹脂で固定高強度・振動に強い
ねじ込み式アンカーねじ込み固定軽荷重向け・薄壁対応

選び方のポイント

1. 母材(下地)の種類

コンクリート(普通):金属系拡張アンカー or 接着系
ALC・軽量ブロック:専用のALCアンカー(一般品は効かない)
レンガ・石材:接着系アンカーを慎重に選定

2. 荷重の方向と大きさ

引張荷重(引き抜き方向):接着系が有利
せん断荷重(横方向):金属系拡張アンカーで十分なケースが多い
振動がある環境:接着系(ケミカルアンカー)を推奨

3. 材質・耐食性

屋外・海岸近く・食品工場などはSUS304またはSUS316製のアンカーを選ぶ。屋内のみなら炭素鋼+めっきで問題ありません。

4. 埋め込み深さ(有効埋込長)

アンカーは埋め込み深さが浅いほど強度が下がります。カタログに記載された最小埋込長を必ず守ること。端部から近すぎる位置もNGです(コンクリートが割れる)。

施工上のよくある失敗

① 穴径・穴深さの間違い

アンカーのサイズに合った穴径と深さが決まっています。太すぎる穴ではアンカーが固定されず、浅い穴では十分な埋込長が取れません。

② 穴の粉じんを飛ばし忘れ

接着系アンカーは穴の中に粉じんが残っていると、樹脂の密着不良で強度が出ません。エアブロー→ブラシ→エアブローの手順で徹底清掃が必要です。

③ 養生時間を守らない

接着系アンカーは樹脂が固まるまで荷重をかけてはいけません。気温・樹脂の種類によって異なりますが、一般的に夏場24時間・冬場48時間以上が目安です。

④ コンクリート強度を確認していない

アンカーの引き抜き強度はコンクリートの圧縮強度に依存します。古くて劣化したコンクリートへの施工は、計算上の強度が出ないことがあります。

三和ファスナーのアンカー取り扱い

三和ファスナーでは、各種アンカーボルトを取り揃えています:

先付けアンカー(J型・L型・U型)
金属系拡張アンカー(各サイズ)
SUS304・SUS316製アンカー(耐食対応)
用途別の選定アドバイス

「どのアンカーを選べばいい?」「荷重計算の参考になる資料が欲しい」といったご相談もお気軽にどうぞ。

お問い合わせ

📞 TEL: 052-432-4010(平日 8:30〜)

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Reviewed by

山下 朋幸
山下 朋幸代表取締役

株式会社三和ファスナー創業者。2003年の創業以来、20年以上にわたりネジ・ボルト・ファスニング関連商品の販売と特殊切削加工に携わる。製造業・建設業向けの選定相談・トラブル対応を多数手掛ける名古屋エリアのファスニング専門家。

ボルト・ナット選定ステンレス・特殊鋼切削加工小ロット調達名古屋・愛知エリアの製造業ネットワーク

本記事は上記監修者の確認を経て公開しています。記載内容は一般的な情報であり、個別案件のご判断は必ず原典規格・図面に基づき、必要に応じて専門家にご相談ください。

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